HISTORY & CULTURAL PROPERTIES
御由緒・歴史
大鳥宮の御由緒
大鳥宮は、安元2年(1176年)に武蔵野の地へ大鳥大神を勧請したことに始まると伝わります。以来八百五十年にわたり、武蔵野總鎮守として武家・里人・崇敬者それぞれの時代の祈りを受け止めながら、幾度の焼失と再建、そして戦火をくぐり抜けて今日に至ります。
境内には創建以来守り伝えられてきた本殿や、宮司家に伝来する縁起絵巻・太刀などの文化財が今も大切に受け継がれています。以下に、創建から現代までの詳しい年表と、代表的な文化財をご紹介します。
安元2年(1176年)
創建
武蔵野の地に大鳥大神を勧請し、總鎮守として祀られたと伝わる。
建久年間(1190年代)
武家の崇敬
鎌倉に幕府が開かれた時代、武蔵野一帯を治めた武家により社殿が整えられたと伝わる。
応永年間(1400年頃)
焼失と再建
兵火により社殿を焼失するも、里人の手によって再建される。
天正18年(1590年)
總鎮守としての篤い崇敬
関東の政情が大きく変わったこの年を境に、武蔵野一帯の總鎮守として篤く崇敬されるようになる。
寛永年間(1630年代)
現本殿の造営
江戸期建築の粋を伝える現在の本殿が造営される。
明治6年(1873年)
郷社に列せられる
近代の社格制度により郷社に列せられ、地域の中心として境内整備が進む。
昭和20年(1945年)
戦災を免れる
幾多の戦火のなか、境内の古木と社殿は幸いにも焼失を免れた。
平成の大造営(1990年代)
拝殿・回廊の修復
老朽化した拝殿・回廊の大規模修復事業が行われる。
令和3年(2021年)
崇敬会発足
文化財保存と次代への継承を目的に崇敬会が発足する。
令和8年(2026年)
創建850年
創建850年の佳節を迎え、記念事業を実施中。
文化財のご紹介
「大鳥宮文化財保存会指定」は、大鳥宮が独自に定めた顕彰区分です。国や都道府県が指定する公的な文化財制度とは異なる、本サイト内の架空の設定であることをあらかじめご了承ください。
本殿
寛永年間(1630年代)の造営と伝わる入母屋造の社殿。組物や蟇股には江戸期建築の彫刻技術が生かされており、幾度の修復を経ながらも往時の姿を今に伝えています。例大祭の折には特別に近くまでお参りいただけます。
大鳥宮縁起絵巻
大鳥大神の勧請と創建の伝承を描いた絵巻。宮司家に代々伝来してきたもので、経年による傷みを避けるため、普段は宝物殿にて保管しています。例大祭期間中に一部の場面のみ特別公開しています。
太刀 銘 影守
戦乱の世を鎮めた御礼として、崇敬者より奉納されたと伝わる一振り。刀身のみならず、当時のこしらえも良好な状態で残されています。年に一度、宝物殿にて公開しています。